鯨の舌をさえずりという。鯨の舌は脂肪分がとても多く、舌といってもその大きさは巨大。舌の根元と先では味、歯ごたえもだいぶ変わってくる。牛タン以上の絶妙な美味しさといわれている。 |
下あごの付け根の畝がついている部分の内側にある
鹿の子状の部分を鹿の子という。尾の身より少し固めではあるが、脂肪の中に赤い肉が点々と散らばった様子は非常に美しく食欲をそそる。うすくスライスし、すきやき鍋に用いるといっそう美味しい。
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ヒゲクジラの下アゴから腹部にかけて走るアコーディオン状の白い部分を畝(うね)、その内側の赤い部分を須の子(すのこ)といい、この二つが一緒になった物が畝須。軽く塩漬けにし、ボイルした物を「ベーコン」という。独特の歯切れのよさが人気。
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クジラの小腸をボイルしたもの。
薄く輪切りにして、ぽん酢酢味噌で食べる。グルメ絶賛の珍味。 |
尾びれの部分の脂肪質の白色の肉で、塩漬けにしたもの。
薄くスライスし、ボイルするとちりちりとなり、雪のように真っ白な姿と独特の歯ごたえが楽しめる。これを「さらしくじら」という。下関では「おばいけ」、関東・関西では「尾羽毛(おばけ)」ともいう。
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